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皮膚科にて

 ある日、自分のペニスに小さなできものがあることに気づいた和也は心配になって皮膚科に行くことを決めた。皮膚科を訪れると、そこには由紀子という三十代とおぼしき美人女医が目の前に座っていた。

「あの……」

「何?」

「……皮膚科はどこの皮膚も見てくれるんですか?」

「えっ? そうよ。皮膚科だからね」

「あの……」

  和也はわざと言い淀んでもじもじする仕草をした。

「どれ? みせて」

「ここなんですけど」

 和也は股間を指差した。

 由紀子は一瞬言葉をつまらせた。

「……いいですよ。みせて」

 由紀子は平然とした顔で和也の股間を見つめた。

「え、ここで、ですか?」

「そうよ」

 隣に立っている女性看護師の視線も気になり下半身を丸出しにするのが恥ずかしかった和也は、ズボンを脱がずにファスナーを下ろしてペニスだけをポロリと出した。

 その瞬間、由紀子の目が輝いた、ような気がした。

「あの、ちょっとぽちっとできてるんです」

「そう……じゃ、見せてもらうわね」

 由紀子は机の上のビニール手袋を取り出し装着すると、スカートの裾の上に片手を置き座っている椅子ごとくるりと和也の正面に向いた。裾の長い白衣の中は黒いミニスカートだった。座ったままキャスター椅子を和也の目の前まで滑らせ躊躇なく和也のペニスをつまんだ。

 和也の全身に電気が走ったように感じた。

「……ここね」

 由紀子はしげしげとペニスを持ち上げたりしてくまなく全体を見た。

「大丈夫。問題ないわ。時期になくなるわ」

 由紀子はすぐにペニスから手を離し、くるりと机に向き直った。

「そうですか」

 和也は安心した。だがその途端欲望がわきだし、しごいてもらいたい衝動に襲われた。そこで、和也は思いきって言ってみた。

「本当に大丈夫ですか?」

「ええ、大丈夫よ」

 由紀子は机上のカルテを見たまま和也の顔も見ずに答えた。その冷静な態度に抗えず和也は大人しくペニスをしまった。

「じゃ、お大事に」

 家に帰ってトイレに入り、パンツの内側を見ると裏地と小さくなったペニスが我慢汁でベタベタになって光っていた。

 後悔が沸き上がってきた。あの時、もし勃起していたらどうなっていただろう。今度はわざと勃起してやる。そう心に誓った。

 一週間後、和也は再び皮膚科を訪れた。

「お願いします」

 和也は座ると由紀子の全身を見た。白衣の下は今日もミニスカートだった。

「あの、まだできてるんですけど」

 由紀子はカルテに目を落とす。

「ああ、股間の……」

 和也の顔をちらりと見て視線を再びカルテに戻した。

「あれはそのままで大丈夫よ。時期に治るから」

 そっけなかった。だが和也はひるまずに勇気を出して言葉を続けた。

「一応良くなってきてるか見てほしいんですけど」

 沈黙が少し流れた。

「じゃあ、見せてください」

 由紀子はビニール手袋を装着すると椅子ごとくるりと和也の正面に向いた。ミニスカートから白いパンティーが見えたのを和也は見逃さなかった。凝視したかったが由紀子の視線もあり、すぐに視線を外して立ち上がった。ズボンとパンツを下ろし、下半身を露出した。由紀子は無表情にその姿を見ている。和也は人前で下半身を露出している自分の姿に不思議な気分と興奮を覚えた。

 由紀子は床を少し蹴って椅子ごと近づくと、小さなペニスに手を触れた。

 和也は抑制する意識を開放し、本能のままに意識を下半身に集中した。小さいペニスが動き出す。異変を感じた由紀子は反射的にペニスから手を離した。むくむくとペニスが天に向かって勃起していく。仕上げに思い切りペニスに力をこめるとギンギンにそそり立った。最大までの勃起が完成した。

「ちょちょ、ちょっと!」

 由紀子は驚きの表情を見せたまま、ペニスから瞬時に目をそらし、和也の顔を見つめた。

「あ、すいません。なんか勝手に……」

 和也は自分の意識とは関係ない事故を装って謝った。

 由紀子は言葉に詰まると先ほどまで小さなペニスを触っていた右手が所在なさげに宙を舞った。

 由紀子は一つ小さくため息をつくと、人差し指と親指でつまむように太く硬くなった陰茎をつかむ。上下左右に動かし、皮膚を見た。

「やっぱり大丈夫よ。じきに治るから」

 由紀子はすぐに手を離し、椅子を引いて机に向き合った。それは有無を言わさぬ終了の合図だった。

 和也は落胆した。まあ、当たり前だけど。


 診察室に入ると由紀子は笑顔で出迎えた。

 今日の由紀子はいつもと違ってなぜか機嫌が良いようだった。今までの冷たい対応が嘘のように言葉の端々が優しかった。そして瞳が怪しく光り妖艶に見えた。

 横に立っているはずの女性看護師はいなかった。

「じゃ、みるわね」

和也は驚いた。股間にはいつもならビニール手袋をして患部を触るのだが、素手で和也のペニスを持った。

 由紀子は小さなペニスを握り締めた。

「あ……」

 和也は思わず声が漏れた。そして心の中で歓声を上げた。ペニスはみるみる勃起していった。

「はあ……」

 それを見た由紀子は少し上気した顔で息を吐き出した。

「じゃあ、もっとよくみてみましょうね」

 何かの操縦席の操縦桿を動かすように少し乱暴に上下左右に動かしまわし、まじまじと観察した。

 由紀子は握っていた陰茎を突然力いっぱい握りしめた。まるで硬さを確かめるように。すでに我慢汁が先からあふれ、由紀子の指先をぬらぬらとみだらに濡らしていた。

「う」

「やっぱり、大丈夫なようね」

 我慢汁の出ている尿道口を親指で撫でながら言った。

「あ……」

 和也はそれだけでいきそうになった。それをぐっとがまんする。

「じゃ、しまっていいわ」

 由紀子は名残惜しそうな目でペニスから手を離した。仕事中という理性がそうさせたのであった。我慢汁でべとべとのペニスから由紀子の指先に糸が伸びた。

 相手のその反応にいけると確信した和也は、たたみかけた。。

「あの……これじゃ、しまえないんですけど……」

 和也は、ギンギンに硬くなったペニスをつまみ挑発するように上下に振った。

「……」

 由紀子は固唾を飲んでその光景を見つめた。

「……じゃ……しょうがないわね……」

 由紀子は両足を大きく開脚して和也に更に近づくとペニスを握り締めた。ミニスカートから白いパンティがむきだしに目の前にあらわれる。和也は由紀子の股間を凝視した。由紀子はペニスをもてあそぶようにゆっくり撫でまわしていたが、一気に上下にしごきだした。

「あう」

 快感が脳天を突きぬける。そのまま目の前の由紀子を抱きしめたい衝動にかられたが、必死に抑えた。

「イ、イク、イキます!」

 途端に、由紀子は屈んで亀頭にしゃぶりついた。

「あ!」

 まさかの予想外の出来事に、和也は天にも昇る気持ちになった。とてつもなく気持ちの良い刺激にほうけた顔をしながら由紀子の頭頂部をながめた。

 由紀子は舌で亀頭を舐めまわしながら、さらに激しくしごきたてた。

射精の衝動が沸き上がってくる。

「あ、でちゃう!」

 由紀子の舌は、更に激しく裏筋を上下に舐めまわし、尿道口を舐めまわした。

もう我慢できない。

「あ!」

 どくんどくんと精液が由紀子の口の中にほとばしった。腰ががくがくとわななき、頭が真っ白になる。由紀子はその間もしゃぶったまましごき続ける。

「ああ……」

 気持ち良すぎる。腰が崩れ落ちそうになる。いつのまにか和也は由紀子の頭部を両手で抑えていた。

精液が出尽くしても、由紀子はしごき続けて裏筋を舐めまわしていた。ごくりと喉をならすと、搾り取るように吸いながらチュポンと口からペニスを引き抜いた。口の端にある精液を舌をちろりと横に出し、いやらしくゆっくりと舐めとった。

「君の精液で部屋を汚すわけにはいかないでしょ?」

 萎んだペニスを眺めながら微笑んだ。

「……おいしかったわ」

 由紀子は上気したいやらしい目で和也を見ていた。


 ……これは夢?

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