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自宅にて

 ある暑い夏の日、アパートで一人暮らしを始めて二年目の圭一はもうすぐ来る宅配にうきうきしていた。別に届く商品にわくわくしていたのではない。圭一はよくネットショッピングをしていたが、今月から配達員が中年男性から若い女性に変わったのだ。しかも圭一好みの可愛らしい女性だった。

 別に話すわけでもなく、ただ荷物を受け取り、ハンコを押すだけの行為。それでも彼女が一度もできたことがない圭一にとって、彼女とのわずかな二人の時間がただうれしかった。その何でもないやり取りが数回続いたある日、圭一はよからぬことを思いついたのだった。

 いつものようにネットショッピングで大き目の商品を選ぶと今回は夜間の受け渡しに設定して注文した。

数日後、夕食を食べ終わりテレビを見てくつろいでいると、外から軽自動車のエンジン音が聞こえた。

 圭一は急いで全裸になると、タオル一枚を腰に巻いて玄関に向かった。

車のドアを引き開ける音が聞こえ、チャイムが鳴った。

ドアスコープを見るといつもの女性が大きな段ボールを持って目の前に立っていた。圭一は高鳴る鼓動を聞きながらドアを開けた。

 女性は圭一の姿を見て一瞬、あっ、という顔をしたが、すぐに真顔に戻って目を伏せながら恥ずかしそうに言った。

「あの……代引きです」

「あ、はい。中に置いてくれます?」

 女性は玄関内に入ると、荷物を置いた。自然とドアが閉まった。強めの香水の匂いが玄関内に漂い鼻腔をくすぐる。

「すみませんね。今風呂入ろうとしたら、チャイムが鳴ったんで。すっかり荷物のこと忘れてました」

「いえ……」

 女性は恥ずかしそうに俯いて答えた。

 圭一は玄関脇の棚の上からハンコを取りだし、荷物の前にしゃがんだ。

「どこに押すんですか?」

 いつも押していることなのに、わざと聞いた。

「あ、ここに……」

 女性は問いかけに荷物の上に置いた受領書の受領印部分を指差し、圭一を見て固まった。圭一と目を合わせ、そのまま自然と股間に目線がいったのだ。圭一は脚を開いてしゃがんだせいで垂れ下がったペニスは丸見えだった。

 だが、圭一は気づかないふりをしてゆっくりとハンコを押した。女性がペニスを凝視しているのを視線の端で感じていた。

「あ、すみません! ありがとうございます」

圭一は立ち上がると受領書を渡した。圭一のペニスはギンギンに勃起していた。そこだけタオルが滑稽なほど突きだしていた。

 女性は、圭一のふくらみを一瞥して顔を赤らめるとドアを開けて出ていった。


 全裸でペニスをしごきながら圭一は考えていた。女性の反応にいける、と思った。もし、一回も見ずに不快な顔で最後までいたならこれでやめていただろう。

 彼女の残り香を嗅ぎながら勢いよく射精した。精液が彼女がいた場所にぼたりと落ちた。


 数日後の夜、商品を届けに車が来た。

 チャイムが鳴った。ドアスコープから女性を確認すると、同じ女性だった。

 圭一は、全裸でドアを開けた。

「すみません。タオル、全部洗っちゃったんで」

 普通に考えればおかしな話だが、沸き上がる欲望が行動を大胆にさせていた。

 女性は驚くと同時に圭一の股間に目をやる。勃起しかけのペニスがビクンと跳ね上がった。

「あっ、すいません! 変なもの見せちゃって」

 圭一は動じることなく女性に言った。女性ははっと我に返ると、慌てて視線を股間からはずした。

「い、いえ」

 女性は荷物を置くと受領書を圭一に手渡す。

「ハンコお願いします……」

「最近出してなかったんで、すぐ勃起しちゃうんですよ。特に、あなたみたいな可愛い子に見られると」

 女性は黙ったまま勃起したペニスを見た。

「ちょっと待ってくださいね。勃起してるのもあれなんで」

 圭一はペニスを握ると上下に激しくこすりだした。

「あ、あの、困ります」

 女性は慌てた様子で口ごもったが目線はペニスにくぎづけだった。

 圭一はお構いなしに激しくペニスをしごき続けた。女性に見られていると思うと余計に興奮する。

「あ! あ! イク! イク!」

 玄関に向けて精液を勢いよく発射した。精液がどくんどくんと、女性の足元に落ちる。

 女性は少し荒く息を吐きながら腰をもぞつかせ、目の前に落ちた精液とペニスを交互に見ていた。

「すいません、変なもの見せちゃって」

「い……いえ……」

 まるでAVのようなことをしている自分の異常さに興奮と軽蔑を覚えながら、圭一は恍惚に浸っていた。

今回のことでもしかしたら配達の仕事辞めちゃうかもしれない。もし会社の上司に訴えて怒鳴り込んできたら、いやそれよりも、もし警察に……いやいや、自宅で全裸になろうが射精しようが勝手だろ。もう考えないことにした。


 数日後、チャイムが鳴った。女性は辞めていなかった。あんなことがあったにもかかわらず平然と荷物を届けに現れた。

 圭一は普通に服を着て応対した。自分なりに、あれで満足したというのもあった。これ以上エスカレートすると犯罪になってしまうという理性も働いていた。

 女性が玄関内に入ってきて圭一は驚いた。配達員にはありえないミニスカートを履いていたからだ。しかも、そのスカートが普通に立っているだけでもパンツが見えそうなほど短いタイトスカートだった。

 女性は荷物を玄関に置いた。

「ハンコ押してください」

「あ、はい」

 あっけにとられたままの圭一は慌ててハンコを押そうとしてしゃがんだ瞬間、ハンコを玄関に落としてしまった。女性の足元にハンコが転がる。

「あ、すいません」

 圭一が拾おうとすると、女性はしゃがんで足もとのハンコをつかんだ。しゃがんだひょうしにスカートがまくれ上がり股間の白いパンティが丸見えになった。黒い陰毛が透けて見える。

 女性は気にする風もなくハンコを取り上げると立ち上がって圭一に渡した。スカートを直す仕草がまたいやらしかった。

「あ、あの、ハンコはどこに押せば……」

 欲情した圭一はまたもや、わざと聞いた。

「ここに……」

 女性はしゃがみ込んで荷物の上の受領書に指をさした。再びスカートがめくりあがり、股間のパンティが丸見えになった。

「え、どこですか」

 圭一も女性の目の前にしゃがみこんだ。我慢できなくなりズボンの上から股間を触っていた。

「あ、あのハンコは指の拇印でもいいんですか?」

「別に構いませんけど……」

 女性はしゃがんだまま不思議そうに答えた。

「あ、あの、じゃあ、指じゃなくて、ここのハンコでもいいですか」

 圭一は立ちあがってチャックをおろし、すでに勃起していたペニスを苦労して取り出した。上を向いたペニスを真横にして女性に向けた。

 女性は目の前にあらわれたペニスを凝視した。

 動じない反応を見て、圭一は思いきって、女性の口の前にペニスを近づけた。だが、女性はそむける様子もなくペニスを見ていた。

「あの、これはちょっと」

 女性は上目遣いで怪しく微笑んだ。

「そうですよね。すみません」

 圭一はそのまま閉じている女性の唇にペニスの先をくっつけた。唇に触れた瞬間、快感が全身をかけぬけた。

 女性は嫌がるそぶりもなく、そのまま上目使いに圭一の顔を見た。

 圭一は思いきって女性の閉じた口の中にペニスを押し込んだ。ペニスの先が閉じた歯にあたる。すると、女性の歯が上下に開いた。圭一はそのまま口の奥までペニスをずぶりと口内に差し込んだ。舌の上にペニスがのっかる。気持ち良すぎてイキそうになる。

「ああ……」

 圭一は快感のあまりおもわず声が出た。そのまま腰を動かしてみると女性の口からペニスが卑猥に出たり入ったりを繰り返す。

「お姉さん、気持ちいいです……」

 されるがままに固まっていた女性はとたんにペニスをしゃぶりだした。

「ああ!」

 女性はびちゃびちゃと舌でペニスをまんべんなく舐めまわし、圭一の太ももに両手を置くと、激しく顔を動かし口内でペニスを勢いよく出し入れした。じゅぶじゅぶと繰り返される卑猥な音が玄関内に響いている。

 女性のしゃがんだM字の濡れたパンティごしの股間からは汁が糸をひきながら滴り落ちていた。

「イク!」

 圭一は声を上げると女性の口の中に勢いよく精子を発射した。頭を両手で抑えながら腰をがくがくと震わせる。快感で頭が真っ白になる。 女性は口をすぼんですべてを飲み続けた。

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